2008年10月22日

定植の基本をおさえて、元気に苗を育てよう!

自分で土を配合して培養土を作ったら
しばらく寝かせる必要があることをご存知ですか。

どれくらい寝かせるか?

実は2、3ヶ月寝かせるのが一番良いとされています。
寒い地方では冬の間に土の配合を終えて、
春を待つ必要があるということです。

なぜか?

良い土の条件のページでお話したように、
土の中の微生物が活性化していることが
良い土の条件です。

ということは、
活性化するまでにはある程度時間が必要と言うわけです。

それがここでいう2,3ヶ月と言うことなのです。

根が吸収する物質は無機化合物なのですが、
この2、3ヶ月の間に微生物が有機態窒素を
アンモニア態窒素や硝酸態窒素といった
根が吸収しやすい無機化合物の形態に変えてくれるのです。

作りたての配合用土はほとんど無菌です。
微生物だってほとんどいない状態です。

この無菌状態の基本用土に腐葉土や堆肥などを混ぜて
水を撒き、微生物が活動しやすい環境を整えるのです。

容器も通気性のある容器でなければ
微生物は窒息状態になります。

ですから密閉性の容器は不向きです。

ポリ容器であれば側面に穴を開けておくとよいでしょう。

市販の培養土を用いる場合は
購入後すぐに使用することが出来ます。
すでにメーカー側で土を寝かせる作業を完了しています。

■ポット苗の植え方

ポット苗を購入する場合、
まず注意してみなければならないのはポットの底です。
十分根が回っている苗は、ポットの底穴から根が出ています。
根元がしっかりした葉色の良いものを購入しましょう。

根が回っていればポットから出したときに土は崩れません。
鉢に植える場合は土を崩さずにそのまま植え込みます。

こうすることで根は生育し続けます。

ポットの底の部分で根が幾重にも巻きついている場合は
長い根を切り込んでから鉢に植えます。

鉢の底にネットを敷きその上にごろ石を置き用土をいれます。
用土をある程度入れたらポットから抜いた苗をおきます。

ポットに入れていたときの根元の高さまで
土を入れ、軽く押さえて固定し、
水を与えます。

■苗床から移植する場合の植え方

苗床で育てた苗を鉢に定植する場合、
根の根を出来るだけ傷つけないように
注意しますが、それでも根は傷つきます。

根元近くの土を崩さないように
指でしっかり包み込むようにして掘り上げます。

傷ついた根はすぐに新しい根を発生させ、
より根の張った株へと生長します。

後はポット苗を植えつけるときと同様ですが、
ポット苗の場合よりは鉢の中の土を
中心部を盛り上げましょう。

あとは根元の土を軽く押さえて水遣りをし、
直射日光を避けて風の当たらない日陰に置きましょう。

根をいためているので日光にいきなり当てるのは
根への負担が増幅されてしまいます。
徐々に日光に慣らしていくのが良いでしょう。

ニックネーム ガーデニング大好きおじさん at 05:22| 定植の基本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月30日

種まき・挿し木用土

■種まき・挿し木用土

種まきや挿し木によって育苗する場合の用土は
成株を育てるときの用土と多少条件が異なります。

保湿性、排水性、通気性といった基本条件は変わりませんが、
何よりも清潔であること、
つまり無菌状態でなければなりません。

肥料は施す必要がなく、
常に新鮮な空気と新鮮な水とを必要とします。

■種まき用土

草花や野菜類の種まき用土としては
柔らかく清潔さを保持できるように

ピートモス、バーミキュライトなどを混合せずに用いるか
それらを1対1の割合で混ぜて用います。

または
赤玉小粒とピートモスを
1対1の割合で混ぜても良いでしょう。

樹木の種は
赤玉小粒を使用します。

ツツジは種が微細であるため
鹿沼の小粒と粉上にしたミズゴケを混ぜて
使用します。

種を蒔く用土が清潔であるかどうかを
見極めることは難しいと思われる場合は
まき床にベンレート水和剤を千倍に薄めたものを散布し
殺菌してから種を蒔いてください。

市販されている種まき用土はほとんど
殺菌済みです。

■ピート板を用いる

私は種まきにはいつもピート板を使用しています。
微細な種であればこれで十分です。

pH調整もされていて、とても清潔です。

ピートを圧縮して固めてあるので、
水を含ませると4、5倍の厚さになります。
ぬるま湯を用いて膨張速度を速めることも出来ます。

種を蒔いた後、私は新聞紙で覆うのですが、
光を好む種子であれば、
サランラップなどをかけておいてください。
こうすることでピート板の表面の乾燥を防ぐことが出来ます。

■ジフィーセブンを用いる

ピート板同様ピートを圧縮して固めたものです。
直径4cmほどの円盤状になっていて、
吸水すると7、8倍に膨張します。

大きめの種を育てるのに向いていて、
一つのジフィーセブンに2〜4個の種をまき、
発芽後は間引いて1本にします。

定植する場合でもそのままジフィーセブンごと
花壇や鉢に定植します。

■挿し木用土

挿し木用土は保水力と透水性を兼ね備えたものを用います。
種まき同様挿し穂の切り口から雑菌が入らないように
清潔な用土を使用することはもちろんです。

私は鹿沼土か赤玉を用いています。
混ぜる必要はありません。

川砂やバーミキュライト、パーライトも
挿し木には向いています。

単用しても混合しても良いでしょう。
肥料は一切入れません。
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用土の配合

■用土の配合
前に述べたように植物の生育環境は
植物の生育条件を知って自ら創り出すのが一番です。

そこで用土も自分でブレンドできるようにしましょう。
ブレンドするのは用土の欠点を補い合うためです。

欠点を補い合って植物生育に一番適した用土を作るのです。
それは物理的な植物の環境を整えるだけでなく、
あなたの植物への愛情も
今まで以上に増してくることを実感させてくれます。

■配合前の注意
用土をブレンドするに当たって気をつけて頂きたいのは
微塵の処理です。

特に赤玉や鹿沼は運搬の途中で粒がこすれて
微塵を作ってしまいます。

微塵は通気性や排水性を妨げますから、
これらをフルイにかけて取り除く必要があります。
ブレンド前には必ずふるいにかける作業を
忘れないでください。

また微塵は捨てないで
芝の目土として利用してください。

■鉢底のごろ土
鉢底には排水性を高める意味でも
大粒の軽石などを入れると良いでしょう。
発砲スチロールや割れた鉢なども利用できます。

特に大型のプランターの場合は
プランターの半分くらいまでは
発砲スチロールなどの鉢底材料を用いてください。
あまり土を入れすぎると、
用土の乾きが遅くなり、
通気性の点からもよくありません。


■鉢用の基本配合
草花であれば赤玉6に腐葉土が4です。
木を鉢に植える場合は木を支えるためにも
より重い土が使用されます。
赤玉7に腐葉土3です。

これらに通気性を加えたければ
川砂などを1混ぜると良いでしょう。

■通気性を好む鉢植え配合
赤玉5、腐葉土3、鹿沼1、薫炭1
または日向土7、ピートモス3です。

■ベランダ用の鉢植え配合
ベランダは下がコンクリートであるため照り返しも強いので
乾燥が速く、保水性の優れたものを使用する必要があります。

赤玉6、腐葉土4、さらにバーミキュライトを
赤玉と腐葉土のブレンドしたものの1割ほどの量を加えます。

■ハンギングバスケット用の配合
ハンギングバスケットはベランダのプランターよりも
乾燥度が増します。

より保水性と保肥性を加える必要があります。
また吊り下げるためあまり重い土は使用できません。

そこで
ピートモス4、バーミキュライト3、パーライト2、鹿沼土1
が理想です。

■ラン用土の配合
水はけの良い土を好みます。
そこで
日向土小粒6、赤玉中粒2、川砂2がよいでしょう。

■サボテン用土の配合
よく栽培されているクジャクサボテンの例です。
通気性のよい用土を好みます。
赤玉中粒5、腐葉土2、乾燥牛糞2、籾殻薫炭1

■室内用の観葉植物
室内用には清潔さが求められます。
そこで
赤玉小粒6、ピートモス4を基本にして
さらに水はけをよくするために川砂を全体の1割程度
配合します。

乾燥に強い観葉植物であれば
赤玉小粒5、川砂3、ピートモス2です。

観葉植物の樹木類は
赤玉7、ピートモス3です。

■酸性度を好む植物の用土配合
ツツジなどは酸性用土を好みます。
鹿沼土7、ピートモス3です。

これらはあくまでも基本ですが、
ガーデナーの水遣りの習慣や
気温などは場所によっても異なります。

植えた後はよく観察し、
時には微調整も必要になります。
そのときは土の特徴をおさえて微妙な調節をしてください。
ニックネーム ガーデニング大好きおじさん at 21:23| 用土の配合 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

 

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posted by 269g